DeNA 痛恨のサヨナラ負け 20三振喫する貧打に泣く「打球が前に飛ばなかった」
「阪神2-1DeNA」(9日、甲子園球場)
DeNAは、痛恨のサヨナラ負けで3連敗を喫した。
総力戦の結末は、残酷だった。1-1の延長十二回2死満塁。この回の途中からマウンドに上がった7番手の三嶋が、鳥谷に中前打を打たれてサヨナラ負けだ。ラミレス監督は「やるべきことは、全部やったと思います。やるべきことをやって負けた」と嘆いた。
先発の石田から守護神の山崎康ら7人の継投で必勝を期したが、うまくいかなかった。
「ピッチングスタッフは良くやってくれたと思います」と指揮官は振り返った。
だが打線が計20三振を喫し、わずか1得点に終わったことが最後まで響いてしまった。
「負けた理由を探すとそれも一つになると思います。打球が前に飛ばなかったということ。それも敗因の一つ」と指揮官は厳しい表情を浮かべた。
これで2位の阪神に5・5ゲーム差と広げられた。苦しい状況に追い込まれたが、やはり打線の奮起に期待するしかない。「点を取らないと勝てない。打者陣はトライしてますし、何とかしてやろう、という気持ちは伝わります。今はすごく厳しい状況ですけど、決して下を向くことなく、(今後)打ち始めてくれると思ってます」とラミレス監督は、言葉に力を込めた。
10日こそ打線が奮い立って、負の連鎖を止めたいところだ。