巨人・沢村の右肩痛要因は施術ミス?鹿取GM謝罪したことを明かす
巨人・鹿取義隆GMは10日、2軍調整中の沢村拓一投手の右肩痛の要因が球団トレーナーの施術ミスの可能性が高くなったとして、9日に同投手に対し石井球団社長とともに謝罪したことを明らかにした。
東京ドームでの1軍練習後に取材に応じ「状態が良くなかったのと、周りも変に思っていたと思うので」とし「彼のためにも(名誉を)回復してあげたいということですね」と話した。球団トレーナーも謝罪し、沢村も受け入れたという。
沢村は沖縄キャンプ中の2月25日に右肩の張りを訴え、同27日に球団トレーナーから針治療を受けた。だが、状態が好転しなかったため、球団が調査。結果、複数の専門医から「長胸(ちょうきょう)神経麻痺(まひ)」との診断を受け、その要因を「外的要因によるもので、前鋸(ぜんきょ)筋機能障害を引き起こした可能性が高い」という所見を得たという。
沢村は3月4日の日本ハムとのオープン戦に登板も、1球目が頭部死球となり、危険球退場。その後、長期間にわたり投球できない状態が続いた。1日に1軍に昇格したが、一度も登板することなく4日に登録抹消された。沢村の現状について鹿取GMは「順調に回復している」と話した。