DeNAは痛恨連敗、無死満塁に逸機「勢いは相手のものになる」
「広島5-4DeNA」(14日、マツダスタジアム)
DeNAは接戦で敗れ、痛恨の連敗となってしまった。
相手の勢いに完全にのみ込まれた。勝負どころであと1本が出ない。必死の代打策も実らなかった。4-4の八回無死満塁。「今一番当たっている」とラミレス監督が、期待を込めて送った代打・乙坂が二ゴロに倒れた。続く代打・後藤も空振り三振に仕留められ、1点も奪うことはできなかった。その直後に勝ち越しを許し、「ノーアウト満塁で点が取れないと、勢いは相手のものになる」と指揮官は嘆いた。
大事な試合で先発を託した今永は初回こそ打者3人で抑える上々の立ち上がりだった。だが二回以降につかまり、5回を7安打4失点で降板した。左腕は「初回の立ち上がりが良かったために、同じリズムで投球してしまいました。今日は要所で冷静になることができず、気持ちのコントロールがうまくできませんでした」と反省した。
DeNAは、16日から敵地で1ゲーム差の3位・巨人と2連戦を行う。「3位攻防戦で非常にエキサイティングなものになると思います。多くの人が注目して多くの人が楽しみにしていると思う。われわれも楽しみにしています」。ラミレス監督はポジティブに語って前を向き、必勝を誓った。