宮台が完投!東大2季ぶり勝利 不調脱出…158球力投に笑顔
「東京六大学、東大5-2慶大」(16日、神宮球場)
1回戦が行われ、東大が慶大を5-2で破り、昨秋の立大戦以来となる2季ぶりの勝利を挙げた。慶大からの勝利は08年秋以来。東大は先発の宮台康平投手(4年・湘南)が変化球をうまく使って打たせて取り、8安打で完投した。打線は新堀千隼内野手(2年・麻布)が六回にソロ本塁打を放つなど、得点を重ねた。明大は法大を8-4で下した。
長かった不調を抜け出して2季ぶりに勝利投手となり、久々に笑顔を見せた。東大の宮台は8安打2失点で完投し「チームとして久しぶりの勝利。それが一番うれしい」と158球の力投を喜んだ。
一回、4番・田口の犠飛で先制し、二回にも2点を加点した。前週の立大戦で立ち上がりに暴投を連発して崩れた左腕は制球が乱れて1点差に詰め寄られた三回も「リードが助けになった。2点を取られてもいいと計算できた」と粘りの投球で反撃をかわした。奪三振はわずか1ながら変化球で打たせて取った。
2季ぶりに勝利したチームが次に目指すのは02年秋以来となる勝ち点だ。浜田監督から「まだ肩は元気そう。頑張ってもらう」と期待をかけられたエースは「勝ち点を取る難しさは分かっている」と気を引き締めた。