新生大阪桐蔭コールド発進!U18侍・藤原“清宮効果”ランニング弾
「秋季高校野球大阪大会・2回戦、大阪桐蔭7-0星翔」(18日、富田林市立スポーツ公園野球場)
今春センバツVの大阪桐蔭が18日、新チームの公式戦初戦で星翔を七回コールドで破った。藤原恭大外野手(2年)が、高校通算20本目となるランニングホームランなど3安打3打点。9月のU-18W杯に出場した日本代表でもレギュラーとして活躍した1番打者が快勝へ導いた。
50メートル走5秒7の快足に、満席となったメインスタンドがどよめいた。三回1死二塁。藤原が中前へライナーを放つと、前進して直接捕球を試みたセンターが追い付けずに後逸。「行けると思った」。迷わずに三塁を蹴る先制ランニングホームランで初戦突破へ導いた。
高校日本代表では合宿初日に同じ左打者の早実・清宮へ“弟子入り”した。「力を抜いて打つことを教えてもらった」。部屋や素振り中も、話を聞いて技術や考え方を吸収。清宮が高校通算108本目の本塁打を打った時の打撃用手袋をもらうほど関係を深めた。
トップレベルの選手と日の丸を背負ったことで自覚も強まった。「声でもプレーでも引っ張りたい」。大阪桐蔭史上最強とも言われる新チームには頼れる1番がいる。