中日・岩瀬が現役続行 白井オーナーも後押し「ドラゴンズの宝」
歴代最多の954試合登板を記録している中日・岩瀬仁紀投手(42)の現役続行が20日、確実になった。ヤクルト戦(神宮)の試合前練習後に去就を問われ「西山球団代表からは、いないと困るということを口癖のように言ってもらっている。チームに恩返ししたいという気持ちはある」と前向きに語った。
同投手の進退について、球団は本人に一任。白井オーナーも「(岩瀬は)本人の気持ちが一番大事。彼はドラゴンズの宝みたいな存在」と現役続行を後押しする立場だ。
現役最年長投手となり、引退を覚悟して迎えた今季は6月に月間MVPを獲得するなど、中継ぎの一員として貢献。19日までの成績は50試合に登板し、3勝6敗2セーブ、26ホールドで防御率4・79。8月4日の巨人戦(東京ドーム)では通算登板数のプロ野球記録を更新した。
救援投手部門で数々の記録を塗り替えてきた鉄腕は、20年目のシーズンとなる来季、前人未到の1000試合登板に挑むことになりそうだ。