日本ハム・大谷、メジャーに魅せた 17球団スカウトの前で6回1失点、毎回9K

 「日本ハム6-4ソフトバンク」(21日、札幌ドーム)

 今季最多のメジャー17球団が来場した中、日本ハム・大谷が自慢の快速球を見せつけた。今季最長の6回を5安打1失点。今季最多となる毎回の9奪三振。それでも5四球と制球に苦しんだこともあり「全然ダメでした。結果的に抑えてるだけ。自分の目指してる内容とは違う」。自身2連勝にも反省が口をついた。

 今季4度目の先発マウンド。打者に対して闘志をむき出しにする姿は戻りつつある。抑えるたびに雄たけびを上げた。三回2死二、三塁。デスパイネの3球目に投じた直球は最速162キロ。最後はスライダーで空振り三振を奪ってほえた。

 球数制限を前回の80球から110球まで増やしての登板で、スタミナも昨年の好調時に戻ってきた。六回2死満塁で最後の108球目。明石から空振り三振を奪い、小さく拳を握り締めた。

 栗山監督は「フォームのバランスがダメ。頑張りましょう」と手厳しかったが、それも無限の能力を認めるからこそだ。160キロ超えは実に8度。ジャイアンツのエバンスGMは「特別な才能を持った選手だ」と絶賛。レイズのナンダーGMも同様に高い評価を与えた。シーズン終盤を迎え、あるべき姿を取り戻してきた大谷。夢のメジャー挑戦へ準備は整ってきた。

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