大一番で暴れてみせる。ＤｅＮＡ・筒香嘉智外野手（２５）が２１日、横浜スタジアムでの全体練習に参加した。２３日からの６戦に向けて「そこで全て決まると僕は思っています。その６試合は大事」と勝利に貢献する強い決意を示した。

　２３日の中日戦（ナゴヤドーム）と２４日からの阪神２連戦（甲子園）で勝ち越し、その勢いを２７日からの虎との３連戦（横浜）に持ち込みたい。筒香は「ホームだとファンの方の声援がすごい。いい状態でここに帰ってこられるようにしたい」と言葉に力を込めた。

　筒香の打棒爆発が、不可欠だ。今季は２４本塁打、８６打点を挙げており、ラミレス監督は「僕は３０本塁打、１００打点は射程圏内だと思ってます」と奮起を促す。主砲は「そういう数字を自分が残せたらチーム（の勝利）に直結すると思います」と表情を引き締めた。

　昨季、チームは球団史上初のＣＳに進出した。ナインは場数を踏み、経験を積んだ。主将も務める男は「雰囲気にみんな、だいぶ、のまれなくなった。消極的になりがちだったり、心が揺らぐところが去年は見えた。今年はそれもない」と言い切る。確かな自信を胸にチーム一丸で戦う準備は、整った。

　「（筒香は）毎日、ベストを尽くそうという姿が見えます。チームを絶対にＣＳに導くんだという強い気持ちがすごく見えます」とキャプテンの気持ちを代弁した指揮官。筒香は「最後までチームのために、それだけ考えてやりたい」と強い意気込みを示した。

　今季のＤｅＮＡの命運を握る２３日からの六番勝負。筒香が、バットでチームを２年連続ＣＳ進出に導く。