早実・清宮、22日プロ表明へ 夢の実現へ希望貫く 阪神など複数球団1位競合か

 高校通算111本塁打の早実・清宮幸太郎内野手(3年)が22日に都内で会見し、進路を表明することが決まった。21日に同校が発表した。有力となっていたプロ志望届提出の意向を示すとみられる。目玉候補の決断で、各球団のドラフト戦略の動きも加速することになりそうだ。

 日本中が注目していた清宮の進路。日本の主将として、3位となったU-18ワールドカップで高校野球生活を終えてから1週間余り。次に身を置く舞台を明らかにする時が来た。

 清宮は将来の目標に「メジャーリーグの本塁打王」を掲げる。複数の球界関係者によると、夢を実現するための道を考える過程で、大学進学よりもハイレベルな野球で自分を磨くことができるプロ志望に傾倒。U-18W杯の3位決定戦に勝利した11日には「自分が何をやりたいかをしっかり見つけて、一番いい選択ができれば」と話していた。

 帰国直後の会見では「まだ決めていない」と話すにとどめていたが、プロにも魅力を感じているかを問われ「もちろんです」と即答。進学を勧める声もあった家族、そして学校関係者とも話し合い、最終的には自身の希望を貫いた結論に至った。

 清宮がプロ志望を表明すれば、今ドラフトの目玉になることは確実。人気と実力を兼ね備える和製大砲候補には、阪神、ヤクルトなど複数球団による1位競合が予想される。まずは自身の口で長く温めていた思いを明かし、新たな世界へのスタートを切る。

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