中日・森野、今季限りで引退 24日広島戦でラスト 球団はコーチ就任要請へ
「ウエスタン、中日3-5阪神」(21日、ナゴヤ球場)
中日・森野将彦内野手(39)が21日、球団を通じて今季限りでの現役引退を発表した。本拠地最終戦となる24日の広島戦(ナゴヤドーム)で最後の雄姿を披露する予定。竜の黄金期を支えた実績や経験を踏まえ、球団側はコーチ就任を要請する見通し。
森野はこの日、ウエスタン・阪神戦(ナゴヤ)の試合前練習に参加後、2軍の選手やスタッフの前で引退を伝えた。「グラウンドで毎日やってきた当たり前のことが、ユニホームを脱ぐことになってありがたいことだったんだと思う」と話し、こらえ切れず涙を流したという。
試合では、五回に代打で登場。2軍調整中の藤浪に対してファウルで3球粘った後、151キロ直球に空振り三振した。声援に応え「ナゴヤ球場で最後というのも思い出深い。ここで始まったプロ野球人生だから」と感慨に浸った。
22日に1軍に合流し、24日は1打席立つ予定。今季から引退試合の1日だけ他選手との入れ替えなしで出場選手登録できる特例手続きが導入されており、初の適用となりそうだ。