プロ入りか進学か高校卒業後の進路が注目されていた、高校通算１１１本塁打の早実・清宮幸太郎内野手（３年）が２２日、東京都国分寺市の同校で会見し、「私、清宮幸太郎はプロ志望届を提出することを決めました」と国内プロ野球球団への入団希望を明らかにした。

　会見での主な質疑応答は次の通り。

　－決断につながった経験は。

　「２回（Ｕ－１８）ジャパンに選んでいただいたことであったり、甲子園に出場したことであったり、ホームラン記録を更新することができた、というところかなと思っています」

　－トップチームでもジャパンのユニホームをという思いは。

　「はい、やるからにはそこを目指してやっていかなきゃいけないと思っていますし、自分もそうなりたいと思います」

　－プロでこだわりたい数字はあるか。

　「（ニヤッと笑って）あまり具体的にはないですけど、やっぱり早実の先輩の王さんの記録は、自分の目標となる数字なのかなと思います」

　－プロ志望届を提出するにあたって影響を受けた人、言葉、出来事はあるのか。

　「人とかはあまりいないんですけど、やはり高校野球を始めてから１つ１ついろいろなステージを踏むことによって、プロの世界も見えてきたというか。３年間が自分の中で大きな決め手でした」

　－高校野球で学んだこと、プロでも貫きたいことは。

　「結果が出なくて苦しむ時期があるかもしれないが、自分のやってきたことというか、トレーニングもバッティングのスタイルも、これからたくさんの指導があると思うんですけど、いままでの高校生活でも自分を信じていろいろやってきたので、自分が正しいと思ったことをしっかりといろんなことで左右されずに貫いていければ」

　－メジャーでの活躍が夢ということだが、日本でどういう活躍をしてメジャーに挑戦したいか。

　「具体的なものは考えていないが、それでもホームラン王になるということはあったので、自分の目指すべき目標なのかなと思います」

　－王さんの８６８本は。

　「早稲田の先輩ですし、目指さなくてはいけないという使命感もある。やるからには、王さんのような人間になりたいと思いますし、野球人にもなりたいなと思っています」

　－残り半年の学生生活でこれだけはしておきたいことは。

　「そろそろ文化祭が始まるので、頑張っていきたい。みんなで劇をやります。（役は？）ナイショです（笑い）」

　－大学の選択肢もある中で、プロに決めた一番の理由は。

　「野球に集中できるというか、自分の夢は大学に行くにしろ、プロに行くにしろ、プロ野球選手だったので、野球に一番集中できる環境を選びたいということで、プロを選びました」