井口資仁「最高の野球人生だった」万感の引退スピーチ

あいさつで声を詰まらせるロッテ・井口資仁=ZOZOマリン(撮影・出月俊成)
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 「ロッテ4-3日本ハム」(24日、ZOZOマリンスタジアム)

 引退試合となった井口資仁内野手が試合後の引退セレモニーで、思いを語った。ソフトバンクから米メジャーへ、そしてロッテへと活躍の場を移した21年間のプロ生活を「自分自身の宝」、「最高の野球人生だった」と表現し、ファンやチームメート、関係者に何度も感謝の言葉を述べた。

 九回に同点2ランを放ち、千両役者ぶりを発揮した井口。引退スピーチでは、時折、言葉を詰まらせながら思いを語った。

 「入団当初の目標であった2000本安打、そしてメジャー挑戦、40歳まで現役、ほかの選手では経験できないようなことをたくさん経験させていただき、本当に自分自身の宝になりました。そして21年間、多くの皆様に応援していただき、そして、今日最後、引退試合、そしてこのセレモニー、本当に最高の野球人生だったと思います」

 今後については、「明日から次の夢、目標に向かって精いっぱい頑張ります。そして、ますますの野球発展のために、野球振興のために尽くすことが皆様への恩返しだと思っております」。ロッテのチームメート、スタッフへ向けては「我がマリーンズですが、このような順位で終わるようなチームではありません。まだまだ、伸び代のある中堅、若手選手がたくさんいます」と断言した。さらに、「選手の皆さん、残り試合、来シーズン、この悔しさをファンの皆さんとともにぶつけて、このマリンスタジアムのポールにチャンピオンフラッグを立ててください。皆さん、期待しています」と熱く語りかけた。

 ファンの大歓声を浴びながら、「最後になりますが、21年間、熱い声援をいただいたファンの皆様、そして、チームの皆様、サポートしていただいた皆様、すべての皆様に感謝して、今日、ユニホームを脱ぎたいと思います。21年間、本当に本当にご声援ありがとうございました」と感謝し、球場内を一周。白いテープが投げ込まれる中、帽子を振ってスタンドに笑顔を見せていた。

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