【井口へのメッセージ1】ダイエー時代の指揮官・王会長「ファインプレーで勝った」
「ロッテ4-3日本ハム」(24日、ZOZOマリンスタジアム)
今季限りでの引退を表明していたロッテ・井口資仁内野手(42)が「6番・DH」で先発出場して引退試合に臨み、1-3の九回の第4打席では中越えに2号同点2ランを放った。試合は延長十二回にロッテがサヨナラ勝ちした。
試合後の引退セレモニーでは井口の野球人生に関わってきた多くの先輩、後輩、戦友たちからメッセージがビジョンを通じて贈られた。
王貞治ソフトバンク球団会長「井口くん、1997年にホークスに入って一緒にやってきたけど、最初は弱くてね。でも本当に頑張ってくれて1999年と2003年、日本一になった時に大変貢献してくれました。野球の好きな井口くんがメジャーに挑戦して4年間過ごしたということは、その後の井口くんの人生にものすごくプラスになったと思います。
これからの人生もまだまだ前途洋々ですが、その間、やはりこの4年間がものすごく活きるのではないかと思います。井口くんの印象は、とにかく丈夫。足も速かったし、守備もうまかったし、井口くんのファインプレーで勝った試合が随分多かったな、という印象があります。ボクは本当はもっともっとやってほしかったと思いますけど、とにかく自分で決めたことですから、この後の人生、まだまだ先は長いです。野球界のために、またご家族の皆さんのためにも、大いにいろいろな形で頑張ってほしいと思います。本当に21年間ご苦労様でした。おめでとうございます」