楽天・則本、痛恨の逆転負け 24年ぶりの4年連続200Kも「どうでもいい」
「ソフトバンク4-3楽天」(24日、ヤフオクドーム)
痛恨の1球に、楽天・則本はその場にしゃがみ込んだ。七回2死一、二塁。福田に初球フォークを左中間に運ばれ、逆転を許した。四回にデスパイネから空振り三振を奪い、90~93年の野茂英雄(近鉄)以来、24年ぶりとなる4年連続シーズン200奪三振は達成したが「そんなことはどうでもいい。勝ちたかった」と口をつぐんだ。
直前の攻撃で茂木が3ランを放ち逆転。則本は両手を挙げて喜んだが、それもつかの間、粘りきれなかった。則本は「負けたので、いい球でも悪い球でも関係ない」と憮然とした表情を浮かべた。
エースで痛恨の逆転負け。4位オリックスが敗れ、4年ぶりのCS進出は決定したが、勝利で決められず、梨田監督は「それも寂しいね」と笑顔なく答えた。