埼玉栄の“ダル2世”米倉4回完全8K 若生監督「完璧」
「高校野球・秋季埼玉大会・3回戦、埼玉栄4-0浦和」(26日、大宮公園野球場)
埼玉栄の“ダル2世”こと米倉貫太投手(2年)が、圧巻の4回完全救援でチームを8強に導いた。0-0の六回から登板し、144キロを計測した直球にスライダーやカーブもさえて8奪三振。一気に流れを呼び込んだ。
東北高でダルビッシュを育てた若生正広監督(67)に、入学時から期待され続けた右腕。県初戦で敗れた夏以降、冬場のみだったウエートトレを導入。低めの直球の伸び、変化球の制球が向上し「手応えはある」と成長を遂げた。指揮官も「完璧でしょう。(直球は)ダルの2年時よりいい」と目尻を下げた。
全国的にも逸材がそろう“ミレニアム世代”の米倉。「同じ2年生には負けたくない。しっかりやっていれば追いつけると思う」と力を込めた。