オリックス・宗プロ初安打 高卒3年目21歳スタメンでキラリ
「オリックス2-3日本ハム」(27日、京セラドーム大阪)
逆転負けで4連敗の中、内野には希望の光が差した。3年目のオリックス・宗が2試合連続の遊撃スタメンでプロ初安打。五回、斎藤の直球を左前へはじき返した。
「長かった。正直メチャメチャうれしかった。記念球は大好きなお母さんにあげます。一つ目の親孝行という感じかな」
父がギニア人で母が日本人。チーム屈指の俊足の左打ちで、デビューした昨季は3試合で4打数無安打だった。今季は8月末に1度昇格したが、2試合スタメンで結果を出せず2軍落ち。26日に再昇格し、プロ14打席目での初安打となった。
安達が潰瘍性大腸炎の再燃で離脱し、今後に不安を残す。レギュラーを狙う新星は初のフル出場で4打数1安打。福良監督は「安達は心配。その代わり、宗はチャンス。このチャンスをモノにしてほしい」と期待を寄せた。