楽天・茂木 値千金のダメ押し弾 賞金ゲットならずも完封リレーを強力アシスト
「日本ハム0-3楽天」(29日、札幌ドーム)
楽天・茂木栄五郎内野手(23)が八回、今季17号となる2ランをアーチを放った。試合は三回で先発・藤平が降板、四回から2番手・青山がマウンドに上がりブルペン陣が完封リレーを演じた。奮闘する救援陣を強力に援護した一発に、茂木は「投手の方々が粘り強く投げて下さったので、ワンチャンスをモノにできた」と振り返った。
ちなみに、茂木のこの本塁打は、プロ野球通算10万3号となるアーチ。この日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ-オリックスで、マレーロ(オリックス)が通算10万号をたたきだし、NPBから賞金100万円が贈られた。惜しくも賞金ゲットとはいかなかった茂木だが、「賞金がもらえるというウワサは聞いていましたが、自分はホームランを狙って打てるバッターじゃないので」と、何より勝利を導いた一打を喜んだ。
梨田監督も、このダメ押し弾にご満悦。「茂木も10万号だったら、100万円がもらえたのにね。マレーロは、ちゃんとホームを踏んでいたのかな?」と口調も滑らかだった。