楽天、松井裕で痛恨逆転負け…2位西武と3ゲーム差に広がる
「楽天2-5ロッテ」(1日、Koboパーク宮城)
ショックが大きすぎた。楽天の守護神・松井裕が痛恨の逆転打を浴びた。1点リードの九回2死満塁。大嶺翔に投じたチェンジアップは高めに抜けた。チームの勝利と自己最多の34セーブ到達を目前にして、非情な展開に暗転した。
打球の行方を見つめたまま、左腕はしばらく動けなかった。異変を感じさせる場面はあった。制球は乱れ、球数はかさんだ。左肘を触るしぐさを見せながら、トレーナーを制して投げ続けた。試合後は「肘のこと?それは関係ないです」と言葉少なに引き揚げた。
梨田監督は「今まで松井で勝ってきた。松井に託してやられたら仕方ない」と責めなかった。しかし、勝った西武とは3ゲーム差に広がり、2位浮上へ厳しい状況に追い込まれた。