ソフトバンク、清宮面談で“王”道育成説いた 60億2軍施設でじっくり育てます
26日に開催されるNPBドラフト会議の目玉、早実の清宮幸太郎内野手(18)が2日、東京都国分寺市の同校で、日程の都合が付かなかった日本ハムと、指名しないことを公表した広島を除く10球団と面談した。
早実の校門前にある王会長の記念碑を囲んだ笑顔が、好感触を物語っていた。ソフトバンクの三笠球団統括本部統括本部長とスカウトら計4人は面談を終えて午前11時半すぎに門を出て「王会長」と記念撮影をした。
9月23日には王会長がプロ志望を表明した母校の後輩に「欲しいよね」と熱烈ラブコール。この日も三笠本部長が「ぜひホークスに来てほしい、というお話をさせていただいた」と明かした。
小川編成育成部長は「スカウト本」と呼ばれるA4判で20ページほどの冊子や、約60億円を投じた筑後の施設のパンフレットで育成環境を説明。3軍制などの育成方針が示された資料も使用した。また筑後の室内練習場にある20台のカメラで撮影した選手のプレー動画や画像をiPadで披露。清宮は真剣なまなざしで見入ったという。
面談の席上で三笠本部長は「あの王会長でも初めて30発以上を打ったのが4年目だった。じっくり、いい環境の中でいい選手に、日本を代表する選手になってほしい」と伝えた。後は運命の日を待つだけだ。