大阪桐蔭、4年連続の4強進出 平日開催に観衆集まる 秋季大阪大会
「高校野球・秋季大阪大会・準々決勝、大阪桐蔭13-0大塚」(3日、万博記念公園野球場)
大阪桐蔭が六回コールドで大塚を下して、4年連続の4強進出を決めた。
先発の柿木蓮投手(2年)は6回無失点だった。初戦の2回戦・星翔戦以来の先発。前日には気合を入れるために、自らバリカンで頭髪を五厘刈りにして臨んだ。2安打に抑えたが、試合後は不満そうな表情で振り返った。
「危ない場面もあったし、全然だめだった。夏の甲子園が終わってから調子が戻っていない。今日は粘れた感じだった。修正していきたい」。横川凱投手(2年)と投手陣をけん引する右腕は、次戦以降の巻き返しを誓った。
これまでと打順を組み替えた打線は、初回に主将の3番・中川卓也内野手(2年)の適時打などで2点を先制。四回は2番・青地斗舞外野手(2年)が右越え2ランを放ち、六回は山田健太内野手(2年)が左中間へ3ランを放った。
西谷浩一監督(48)は「どうしても変化球でかわす投球をする投手を当てられる。でも、そういう投手に打たされるようじゃ勝ち上がれない。もっともっと打てるようにしようということでやってきました」と13点を奪った打線に手応えを感じ取った様子だった。
この日の試合は、大阪桐蔭が愛媛国体(高校野球は6~9日)に出場するため平日開催となった。それでもスタンドには多くの観衆が詰めかけており、注目度の高さを感じさせた。