日本ハム・レアード悲痛帰国…米銃乱射事件でいとこ犠牲 早朝5時に訃報

 親戚が米ラスベガス銃乱射事件に巻き込まれ米国に帰国することが決まったレアード
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 日本ハムのブランドン・レアード内野手(30)が3日、米国へ帰国することが決まった。米ネバダ州ラスベガスで1日(日本時間2日)に起きた銃乱射事件で親族の女性が犠牲になったため。この日、出場選手登録を抹消された助っ人は沈痛な面持ちで無言のまま帰宅。4日に日本を離れる。

 いつも陽気な助っ人が、険しい表情のまま無言で札幌ドームを後にした。父方のいとこ、クリスティーナ・ドゥアルテさん(22)が米ラスベガスで起きた銃乱射事件に巻き込まれ死亡したことが確認された。球場入り後、家族を優先したい旨を伝え、球団も帰国を了承した。

 2日は札幌市内で休日を過ごしていたレアードは、夕方になって安否が不明になっていると知った。クリスティーナさんの妹は今季、応援のために来日しており、クリスティーナさん自身もレアードの活躍を気にかけていたという。つながりの深い親族でもあり、自身のインスタグラムで容体を心配していたが、一夜明けたこの日の朝5時に訃報が入り、最悪の事態に言葉を失ったという。

 球団との話し合いでは栗山監督から「家族を優先に考えてくれ。来年、元気に戻ってきてくれ」と言葉をかけられた。今季は137試合に出場し32本塁打。トップのソフトバンク・デスパイネとは射程圏内の3本差で、逆転での2年連続本塁打王の可能性も残していたが、残り4試合の欠場が決まった。

 2年契約の1年目を深い悲しみを背負って終えたレアード。年内は再来日せず、来春の米アリゾナキャンプでチームメートと対面することになる。

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