ロッテ、戦力外通告の前虎戦士・柴田が心境を語る
ロッテから戦力外通告を受けた前阪神・柴田講平外野手(31)が6日、心境を語った。
柴田は昨年オフ、阪神から自由契約となり、ロッテの鴨川秋季キャンプに参加し、入団テストに合格した。
柴田は笑顔で1年を振り返った。
「(ロッテでは)最高でした。すべてにおいてです。もっとこうしておけばよかったという気持ちはない。1年間、しっかりとやらせてもらった」
感謝の気持ちでいっぱいだった。
今季は17試合に出場して打率・121、1本塁打、2打点、1盗塁の成績だった。計4安打を放っている。
テスト入団だったが、伊東監督以下スタッフらが生え抜き選手のように接した。「気遣ってもらった。(チャンスを)自分がつかみきれなかった」。
この日は仲間たちが8日、宮崎市でのフェニックス・リーグに移動するため、あいさつを兼ねてロッテ浦和球場にやって来た。
普段通り、練習に打ち込む姿があった。「身体を動かさないとストレスがたまるんです」と言いながら、黙々とバットを振った。
今後の進路は未定。「中途半端に決めると、人生がメチャクチャになる。目標を定めて考えたい。野球以外のことも考えています」
プロ9年間に悔いはない。柴田の目は輝いていた。