慶大・岩見リーグ史上4人目4戦連発!和製大砲に燕スカウト「規格外」
「東京六大学野球、慶大5-4明大」(7日、神宮球場)
慶大は延長戦を制して先勝。ドラフト候補の岩見雅紀外野手(4年・比叡山)が、リーグ記録に並ぶ4試合連続本塁打を放った。
当たればフェンスを越える。岩見が量産態勢に入った。9球団のスカウト陣の前で、リーグタイ記録の4戦連発。明大・広沢(元阪神)、慶大・横尾(日本ハム)らに並ぶ史上4人目の快挙に「素直にうれしいです」と笑った。
1点を追う七回2死から3番・柳町のソロで追いついた直後、明大のエース・斉藤の外角高め135キロを右翼席へ。2者連続弾となる勝ち越しの今季5号は、リーグ4位タイに浮上する通算19号だ。
大学日本代表として参加した今夏の日米大学野球とユニバーシアード。150キロ超の速球派に差し込まれ、「このままじゃ絶対に打てない」と危機感を抱いた。以降はボールを前で捉える意識を徹底。今季は逆方向に3発と成長を示している。
待望の和製大砲になり得る存在。ヤクルト・橿渕スカウトデスクは「ウチなら畠山に近いパワーで規格外。バレンティンぐらいを目指して欲しいね」と称賛した。「打って勝って、自分の役割を果たして、記録につながればいい」と岩見。8日の2回戦で前人未到の5戦連発に挑む。