大阪桐蔭の西谷監督、準Vの3年生をねぎらう「最後は勝たせてあげたかった」
「愛媛国体・高校野球硬式・決勝、広陵7-4大阪桐蔭」(9日、坊っちゃんスタジアム)
4年ぶりの国体優勝を逃した大阪桐蔭・西谷浩一監督(48)は、高校野球生活最後の試合を終えた3年生をねぎらった。
「最後は勝たせてあげたかったんですけどね…。今の3年生は本当に努力をしてくれた。ずっと『ダメだ』と言い続けてきたけど、ここまでのチームを作ってくれて、大きな財産を残してくれた。キャプテンの福井を中心に組織として戦う。こういうスタイルを確立してくれた学年だった。これを2年生が勉強して、つなげてほしい」
今年はセンバツで優勝。夏は史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を逃したが、国体でも準優勝するまでに成長した教え子との別れを惜しんだ。
今後は新チームでの戦いが待っている。11日には大阪大会準決勝・近大付戦を戦う。国体では3日間に4試合を戦った2年生5人は、疲労面も心配される。「一刻も早く帰りたい気持ちです。明後日(11日)は試合ですから」と西谷監督。気持ちを切り替えながら帰途に就いた。