DeNAラミレス監督 4番筒香と心中 昨年CSファイナルS大不振も主砲信じる
「セCSファーストS・第1戦、阪神-DeNA」(14日、甲子園球場)
DeNAのアレックス・ラミレス監督(43)が13日、CSファーストSで筒香嘉智外野手(25)と“心中”する覚悟を示した。主砲を4番に固定する方針で、「必ずやってくれると思います」と大爆発に期待した。
腹は固まった。9月29日・阪神戦から筒香を4番に復帰させ、CS進出を決めたいと思い描いて、その通り実現した。強い決意は全く揺るがない。「CSも引き続き筒香4番でしっかり勝っていきたい」と言葉に強い力を込めた。
指揮官の熱い思いは本人にも伝わっている。「監督の期待に応えたい。チームが勝つことが大事。貢献できるように頑張ります」と筒香。今季の阪神戦は打率・227ながら9本塁打は球団別で最多。「技術うんぬんより試合でいいコンディションで入れるか、そこだけです。(コンディションは)バッチリです」。万全の状態で虎投手陣に牙をむく。
苦い経験がある。昨年、広島と対戦したCSファイナルS(マツダ)で主砲は4試合で打率・063、0本塁と大不振に陥りチームは1勝のみで敗退。ラミレス監督は、「期する思いがある。『俺が打って、広島に行くんだ』という気持ちが強い」と筒香の思いを代弁した。
「(ファーストSは)1試合、2試合、3試合で決まってしまう。何とか個人じゃなくて、全員の力で勝てるようにしたい」と筒香主将。自身も大暴れして虎を退治し、ファイナルSにDeNAを進出させる決意だ。