楽天・梨田昌孝監督（６４）が来季も続投する見通しとなったことが１５日、分かった。立花陽三球団社長（４６）はこの日、メットライフドームで「私の方からお話しすることはありません。ポストシーズンが終わりましたら皆さんにお話しします」と話すにとどめたが、球団としては来季も指揮を託す方針を固めたもようだ。

　２年契約の２年目だった梨田監督は今季、開幕ダッシュに成功。８月に入り大型連敗が続いて失速し、３位に終わったものの、７７勝６３敗３分け、貯金１４で、日本一に輝いた２０１３年以来４年ぶりのＡクラス入りを果たした。

　１０月１０日のレギュラーシーズン最終戦となったロッテ戦終了後に、立花社長は「チームをよくリードしてくれたと思っている」と話しており、指揮官への評価は高い。ただ現在、ＣＳファーストＳは１勝１敗で佳境を迎え、梨田監督にとっても正念場。来季への契約をすっきり結ぶためにも、第３戦は負けられない。