ラミ監督「総力戦で戦う」DeNA投手陣出し惜しみなし
DeNAのアレックス・ラミレス監督(43)が17日のCSファーストS第3戦(甲子園)でベンチ入りメンバーを総動員して戦う方針を示した。雨天中止となった16日、甲子園の室内練習場で「全ての選手、全員で戦っていくしか方法はない。総力戦で戦っていきたい」と力強く明言した。
1勝1敗で逆王手をかけて迎えた大一番。「負けてしまうとシーズンが終わる。あしたの試合は、今年で一番重要」と表情を引き締めた指揮官。勝利しか生き残る道はない。17日の天候も踏まえた上で「(先発は)三回で代えるかもしれない」と惜しみなく戦力をつぎ込む覚悟だ。
投手陣はスクランブル態勢を敷く。第1戦で6回を投げた井納、第2戦に先発し三回で降板した今永ら先発陣をブルペン待機させる可能性について「そこは、フィフティーフィフティー」と選択肢にあるもよう。CSファーストSで登板がない新人左腕の浜口もブルペン待機させる可能性もある。
思い切った戦法で臨む一戦だが、ナインへの信頼感は変わらない。「僕はすごく自信を持っています。選手のことを信じています。あした必ず勝って広島に行きたい」と言葉に強い力を込めたラミレス監督。今年の総決算。出し惜しみはしない。総力を結集し必ず決戦で虎を倒す。