「パＣＳファイナルＳ・第１戦、ソフトバンク－楽天」（１８日、ヤフオクドーム）

　乱闘劇に発展しかねないにらみ合いが起きた。

　五回、ソフトバンク・デスパイネの当たりは遊撃へのゴロ。処理した茂木の一塁送球が本塁側へとそれて、一塁の枡田はベースを離れてキャッチして、デスパイネにタッチ。アウトが成立した。

　ところがこのタッチにデスパイネが激怒。あご付近にタッチされたことに怒ったのか、声を上げて枡田に詰め寄った。枡田もデスパイネの方向へ歩を進めて、嫌な空気が流れると、すかさず一塁コーチに入っていた鳥越裕介内野守備走塁コーチが割って入った。

　ただならぬ雰囲気に両軍ベンチからも選手が飛び出したが、ここで両軍落ち着きを取り戻し、試合は再開された。

　試合後、落ち着きを取り戻したデスパイネは「あしたから切り替えて頑張る」と話し、「あとはリプレイを見て下さい」と報道陣を笑わせていた。