ルーキー浜口救った!DeNA逆襲1勝 ラミ監督、今後の中継ぎ起用示唆

 「セCSファイナルS・第2戦、広島2-6DeNA」(19日、マツダスタジアム)

 3位から勝ち上がったDeNAがリーグ2連覇の広島に6-2で快勝した。新人の浜口遥大投手(22)が7回2失点と好投。広島は野村祐輔投手(28)が5回4失点と両軍先発が明暗を分けた。対戦成績はシーズン1位チームに与えられるアドバンテージを含め、広島の2勝1敗となった。

 大一番で躍動した。7回を7安打2失点で球団の新人ではCS初勝利。浜口は「絶対に負けられない戦いで、ここに合わせて準備してきた。100%(力を)出せるように試合に臨みました」と充実感を漂わせた。

 「腕を振ってバッターに向かっていこうと思いました」との言葉通り、強力な広島打線を相手にしてもひるむことはなかった。自慢の快速球に加え、変化球も効果的に使い、要所はしっかりと締めた。六回終了時に篠原投手コーチから「任せた」と託され、「しっかり投げ切ろう」と浜口は決意。128球の熱投につなげた。

 広島戦は今季4試合で0勝2敗、防御率4・91と大の苦手にしていた。「それは分かっていた。負けたくないという気持ちもありました。チームとしても負けられなかった」とホッとしたような表情を浮かべた。

 昨秋ドラフトでは外れの外れ1位で入団しながら、12球団新人で唯一の10勝をマークした左腕。どんなに打たれてもポテンシャルの高さを評価し、起用してきたラミレス監督は「安定していた。今日は、スタミナも特別にあると思った」と目を細めて絶賛した。

 新人は先輩たちが奮闘した姿に感銘を受けた。阪神とのCSファーストS第2戦では雨が降る悪条件の中、打線爆発で大勝。勢いを付けてファイナルSに進出してきた。「甲子園から負けられない戦い。執念を感じた。1試合での1点の重みを感じました」と浜口。発奮した左腕が、広島が王手をかけるのを阻止した。

 「タフなので中に入ることもなきにしもあらず」と指揮官は今後の中継ぎ起用も示唆。浜口は「絶対に勝って、横浜に(日本シリーズで)帰れるように頑張ります」と力強く誓った。

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