張本勲氏、巨人が負けると面白くない「巨人時代はいい思いした。給料もたくさんもらった」

 TBS系「サンデーモーニング」の「喝!」で人気の野球評論家、張本勲氏(77)が21日放送の同局系「サワコの朝」に出演し、「いい思いしました」と古巣・巨人への愛を熱く語った。

 今季、4位に沈んでクライマックス・シリーズ進出を初めて逃した巨人について、司会の作家・阿川佐和子氏(63)に「どうしたんですか?」と質問されると「バッティングが悪い。打つ方がダメで負けたんだから、戦力を与えてあげないと」と、敗因を分析。

 「そういう意味ではね、編成部とかスカウトが良くないんですよ。ドラフト1位がここ6~7年、誰も働いてないから。眼力がないんでしょ。何十回も見に行っても、しっかりいい選手だ、巨人に合う、そういうのをピックアップしてくれないと」と、再建策を説いた。

 東映(現日本ハム)、巨人、ロッテで現役生活を送った張本氏は、個人的には「自分がおったチームを見ますよ」と、やはり古巣が気になるという。巨人が負けると「面白くないわね」と率直に明かした。

 阿川氏に巨人が一番かと聞かれると「やっぱりそうね」とあっさり認め、「いい思いしましたからね、巨人時代は。給料もたくさんもらいましたから」と理由を説明。

 張本氏は東映時代、首位打者を7回獲得するなど日本を代表する強打者に。巨人ではタイトルこそ獲得できなかったものの、王貞治とのOH砲で1976、77年のセ・リーグ連覇に貢献。76年の中日・谷沢健一とのし烈な首位打者争いは語りぐさになっている。

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