楽天終わった 三木谷オーナー「梨田続投」ツイッターで表明

 「パCSファイナルS・第5戦、ソフトバンク7-0楽天」(22日、ヤフオクドーム)

 下克上の野望は断たれた。目の前で行われる敵の胴上げを楽天・梨田監督は、唇をかみ締め見つめた。レギュラーシーズン3位からファイナルSまで勝ち上がり、王者を苦しめはしたが、最後は力及ばなかった。

 「最初連勝して、やっとタイくらいかなと思ったところで3連敗。最後は何の抵抗もできず、悔いが残ります」。梨田監督は戦いを静かに振り返った。初回、この日復帰したばかりの柳田に内野安打を許し、瞬く間に3失点。CS進出後に波に乗り始めていた打線も勢いを失い、覇者の威力の前に零敗で終戦した。

 今季は開幕ダッシュに成功し、前半戦は首位を快走。8月中旬から2度の大型連敗を喫して急失速したが、3位から意地を見せ、王者に一矢報いた。指揮官は「苦しい時期を乗り越えて、ファーストSでも初戦に負けても連勝で勝ち上がった。そういう選手たちの思いがあって、ここで連勝できた」と愛弟子たちの奮闘を称えることを忘れなかった。

 試合後、三木谷オーナーがツイッターで「来年も、梨田監督中心に選手、球団一丸となり、リーグ制覇、日本一を目指して頑張って参ります」とメッセージを発信し、ファンからの質問に「はい、続投です」と返答。総帥による指揮官の続投宣言だ。

 「まだまだ個々の力が足りない。その意味で、来年以降に向けて、このCSは収穫だった」と梨田監督。就任3年目となる来季、果たせなかった志を果たす。

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