DeNA守護神・山崎康 3試合連続登板で無失点 仲間の“奮投”が支え
「セCSファイナルS・第4戦、広島3-4DeNA」(23日、マツダスタジアム)
DeNAが3連勝で3勝2敗とし、日本シリーズ出場に王手をかけた。1点リードの九回、守護神の山崎康晃投手が中継ぎ陣の奮投に刺激を受け、3人斬りで締めた。CSファイナルS3試合連続登板で無失点。守護神が躍動している。
2日連続の雨天中止で迎えた第4戦。先発のウィーランドが5回0/3を3失点。以降は中継ぎ陣が無失点リレーを演じた。六回無死満塁で3番手・三上が代打の岩本、小窪を連続空振り三振。4番手・エスコバーが田中を二ゴロに仕留め、最大のピンチを乗り切った。
七回からは今季先発で11勝の今永が2回無安打無失点と完璧のリリーフ。1点リードで九回のマウンドを託された。
中継ぎ陣の“奮投”が支えとなった。試合中に「モニターで三上さんのピッチングを見て、刺激になった」と仲間の思いも背負い、右腕を振った。
代打メヒアを三邪飛、続く代打天谷を空振り三振に仕留めると、最後は「CS男」と言われる田中を見逃し三振。19年ぶりとなる日本シリーズへ王手をかけ「全員の力でとった。あまり気負わず、やることは変わらない。自分の仕事を全うするだけです」。悲願は目の前だ。