智弁和歌山・高嶋監督 両軍合わせて31安打の乱打戦に苦笑い「勝った気がせえへんね」

 「高校野球・秋季近畿大会・1回戦、智弁和歌山12-8履正社」(24日、シティ信金スタジアム)

 智弁和歌山(和歌山1位)の高嶋仁監督(71)が8強進出を喜びつつ、両チーム合わせて31安打の乱打戦を苦笑いで振り返った。

 三回に6点を奪った後、中盤は追加点を奪えずに追い上げられた。それでも終盤に再び打線が奮起して、履正社(大阪2位)を突き放した。

 「勝った気がせえへんね。6点を取った後、点が入らん少し嫌な感じがしたけどね。履正社には負けてばっかりだけど、やっと勝てた。大阪2位ですからね。大阪は勝ち抜く力がないと上がって来れないし、ある程度失点は覚悟していたけど…。まあ、最終的に勝ったからええけど」と“高嶋節”で勝利を振り返った。

 今大会は、今夏の甲子園で活躍したプロ注目の林晃汰内野手(2年)が右肘の負傷でベンチ外。それでも強打の履正社に打ち勝ち、伝統の強打線復活を感じさせる爆発力を見せた。

 「林は辛いと思うけど、黙々とトレーニングをしている。選手は彼の分も頑張ってくれた。彼をセンバツに連れて行きたいね」。勝てば来春センバツ出場が決定的となる準々決勝(法隆寺国際-比叡山の勝者)を見据えた。

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