筒香2打席連発!DeNAセCS史上初1戦5発「チーム全員で取った勝利」
「セCSファイナルS・第5戦、広島3-9DeNA」(24日、マツダスタジアム)
打つべき主砲のバットが火を噴き、19年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。DeNA・筒香嘉智外野手(25)が2戦連続のアーチを放ち、セCSで08年・小笠原道大(巨人)以来2人目の2打席連続弾も記録。歓喜の輪で満面の笑みを浮かべ、スタンドのファンにはバットを渡すサービスまで見せた主将は「チーム全員で取った勝利」と喜びを口にした。
快音を鳴らしたのは、2点リードの五回2死一塁。「甘く来た球をしっかりと強く打つことができた」と大瀬良の初球、146キロ直球をバックスクリーンへ。七回先頭でも左中間へ一発を放ち、赤ヘル軍団の息の根を止めた。チーム1試合5本塁打は、セCS史上初となった。
1勝4敗で沈んだ昨季のファイナルSから1年。主将は「1年時間があって、みんな成長していると思う」と語る。プレー以外でも、この日は1回で降板した石田が投手の打撃準備などを手伝う姿を見て「熱く感じるものがあった」と発奮材料にもなった。
昨年のファイナルSは16打数1安打と不本意な結果だったが、今年は3本塁打、4打点で貢献。ラミレス監督は「4番、リーダーとして絶対やらないといけない気持ちが強かった。素晴らしい」と最敬礼した。「次は日本一を目標に」と決意を示した筒香。次のステージでも大暴れする。