オリックス、社会人No.1左腕の田嶋を引き当てた!くじ引き連敗11でストップ
「プロ野球ドラフト会議」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)
オリックスがドラフト1位で西武との競合の末、社会人No.1左腕の田嶋大樹投手(21)=JR東日本=を福良淳一監督(57)がくじ引きで引き当てた。球団としては11連敗中のくじ引きだったが、1998年の新垣以来となる当たりくじとなった。
仏の福良監督が笑顔になった。
「うれしいというよりホッとした。スカウトの人から“お願いします”と言われて、プレッシャー感じてた。テーブルに戻ったら“今日の仕事は終わりや。もういいで”って西名社長とか、みんなに言われた」
会場に入る前に周囲から運勢占いを伝えられた。12球団のくじ引き者で一番運勢が良いと出ていたという。
「普通に、普通に。特別なことはしていない。くじは自分に一番近いところを取ろうとだけ思った。良かった」
MAX152キロの左腕はのどから手が出るほどほしい逸材だった。チーム状況を考えれば、先発投手の補強は最優先。特に左腕は絶対数も足りなかった。
「No.1の評価。即戦力として期待しています。先発ローテに入って1年間頑張ってもらいたい」
指名後にはJR東日本に駆けつけ“恋人”と対面した。
田嶋は「しっかり期待に応えたい。勝てる投手を目指しているので、その目標に向かって頑張っていきたい」と力強く言った。
佐野日大では甲子園を沸かせた。チームメートとなる山岡とは社会人時代から付き合いがあるという縁も。強運のドラ1がチームを浮上させる。