日本ハム7位の東大・宮台「真っすぐに自信持てる投手に」
「プロ野球ドラフト会議」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)
この瞬間を待っていた。日本ハムから7位指名された宮台康平投手(22)=東大=は「本当に最後まで指名されるか分からない状況だったので、名前が呼ばれて素直にうれしかった。プロ野球選手になることができたので気持ちを新たに頑張っていきたい」と笑顔で即答した。
2004年に横浜(現DeNA)から9位指名を受けた松家卓弘以来、東大史上6人目となるプロ野球選手誕生だ。「プロになれるチャンスは今しかない。その今だからこそプロに挑戦したい」と決意を述べた。
自身が最大の武器とするのは最速151キロの直球。「東京六大学でも真っすぐが速くなってから通用するようになった。真っすぐに自信を持って放れるピッチャーになりたい」と本格派左腕を念頭に置くとともに、謙虚にこう言葉をつむいだ。
「ドラフト指名された選手の中で自分は一番下手だっていう気持ちで、一日一日を大事にしながらやっていかないといけない」。1967年の井手峻(元中日)以来となる東大出身投手のプロ1勝へ-。宮台の新たな挑戦が始まる。