千賀快投ショー!7回自責0 育成出身バッテリーでソフトバンク先勝
「日本シリーズ・第1戦、ソフトバンク10-1DeNA」(28日、ヤフオクドーム)
本来のすごみはない。されど大舞台で試合を作れるのが強みだ。日本シリーズ初戦を託されたソフトバンクの先発・千賀滉大投手(24)が危なげないベイ斬りを披露。チームに本拠地での白星発進をもたらす“快投ショー”だ。
本調子でないことを察し丁寧にいった。初回に2四球を与えるなどして2死一、二塁とするも5番・宮崎を三ゴロに料理。唯一の失点は五回。先頭・乙坂を二塁失策、続く倉本に右前打を許して無死一、三塁とすると、桑原の遊ゴロの間に1点を失った。
それでも傷口は広げない。「試合を壊さずほっとしています」。終わってみれば7回1失点で奪った三振は3個。粘りの103球で散発4安打に封じた。
大一番で使用したのは普段と違う緑色のグラブ。「ちょっと(気分を)変えてみようかな、と」。バッテリーを組んだのは自身と同じ育成出身の甲斐。気分転換を図りながら、同じ境遇からはい上がってきた仲間のサインを信じて投げ込んだ。
大一番でつかんだ勝利は自身にとっての日本シリーズ初星。工藤監督から先発を告げられたのは「24か25日」。これまで節目には東浜を登板させていたが「より強い球を投げる投手の方が打ちあぐねると思って」と指揮官。期待に応えた右腕がもたらした流れに鷹が乗っていく。
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