帝京 コールド負けでセンバツ絶望 前田監督「長い冬です」
「高校野球・秋季東京大会・準々決勝、日大三12-5帝京」(30日、府中市民球場)
帝京は七回コールド負けを喫し、来春センバツ出場は絶望となった。
4点を追う四回に3安打で2点を奪うと、五回には田中悠我内野手(2年)の右越えソロも飛び出し1点差に。そして六回、白石結太内野手(2年)も右越えソロを放ち、同点に追いついた。
しかし、七回に先発の松沢海渡投手(2年)が集中打で一挙8失点。その裏に田中が2打席連続の右越えソロを放って意地を見せたが、反撃もそこまでだった。
日大三の強力打線を相手に、エースが踏ん張り切れず。前田三夫監督は「ピッチャーがねぇ…。(頼れるのは)1人しかいない。しょうがないね。彼に託すしかなかった」とため息をついた。甲子園春夏3度の優勝を誇る名門も、出場は11年夏が最後。指揮官は「勝てない時は勝てないね。長い冬です」と寂しげに苦笑した。