ラミDeNA崖っぷち 拙攻連発…19年ぶり日本シリーズも横浜消沈

 「日本シリーズ・第3戦、DeNA2-3ソフトバンク」(31日、横浜スタジアム)

 徳俵に追い込まれた。DeNAは競り負けて、痛恨の3連敗。相手に第1戦から3試合連続で一回に先制点を奪われ、「そこがキーポイントになってしまった」とアレックス・ラミレス監督(43)は険しい表情を浮かべて嘆いた。

 拙攻のオンパレードだった。一回無死一塁で梶谷にランエンドヒットのサインが出ていたが見逃し、一走・桑原が二塁でアウトに。四球で出塁した梶谷も二盗に失敗した。2点差に迫った四回2死満塁ではウィーランドが空振り三振に倒れた。「終盤のいいところで代打の切り札を取っておきたかった」と説明したが、後手に回ったことは否定できない。

 今季「1番・中堅」で使い続けた桑原が大ブレーキになった。この日も5打席無安打に終わり、第1戦から14打席連続ノーヒット。「またあしたしっかりここに戻ってきて、しっかり準備してやってくれると思います」。チルドレンへの信頼は全く揺らがない。一度信じたら最後まで“心中”する覚悟だ。

 球団史上、本拠地の日本シリーズでは5戦5勝だったが、初めて敗れた。王手をかけられて臨む第4戦。「開き直ってストライクが来たら早いカウントでも振って、早く点を取ることに尽きる。強く戦いたい」と決意を示した指揮官。苦しい状況に追い込まれたが、最後までポジティブに戦う。

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