DeNA筒香ファインプレーも…負の流れを断ち切れず
「日本シリーズ・第3戦、DeNA2-3ソフトバンク」(31日、横浜スタジアム)
悲鳴が一転、大歓声に変わった。DeNA・筒香嘉智外野手(25)が守備でファンを魅了した。1点ビハインドの八回、1死。内川の放った大飛球に対し、執念で食らいついた。フェンス際でタイミングを計り、ジャンプしながら好捕。最後まで諦めない姿勢を示した。
攻撃ではチャンスメークに徹した。二、六回は先頭で四球を選び出塁。四回は一発を放ったロペスに続き、左前打を放った。徹底マークされながらも4打席で3出塁。塁上から仲間を鼓舞し続けた。
主将が攻守で存在感を発揮したが、結果は敗戦。負の流れを断ち切れず、3連敗で後がなくなった。筒香は「こういう状況になったので、シンプルに明日はやるしかない。勝つしかないです」と、短い言葉に力を込めた。