DeNA19年ぶり日本シリーズで1勝 浜口が救世主!八回途中までノーノー投球

日本シリーズ初勝利で握手するDeNAのラミレス監督(左)と浜口=横浜スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「日本シリーズ・第4戦、DeNA6-0ソフトバンク」(1日、横浜スタジアム)

 DeNAが前回出場し日本一に輝いた1998年以来、19年ぶりとなる日本シリーズでの白星を挙げた。ルーキー・浜口遥大投手が先発し、八回途中までノーヒット投球を続ける快投を披露。3連敗で後がなくなっていたチームの窮地を救った。7回1/3の「あと5人」という場面で代打・鶴岡に二塁打を許し、日本シリーズ史上初となるノーヒットノーラン達成の快挙は逃したものの、球団史上初となる新人としてのシリーズ登板で救世主になった。通算成績はDeNAの1勝3敗。

 過去3戦、先制点を許していた“鬼門”の初回を0封すると、勢いに乗った。140キロ台の速球とフォーク、チェンジアップを駆使し、強力ソフトバンク打線に立ち向かった。七回にはデスパイネに二遊間に抜けようかというゴロを打たれたが、ショートの倉本が好捕しアウトに。バックにも助けられハマスタで躍動した。

 八回、1死を取ったところで、代打・鶴岡に高めに浮いた変化球を痛打され、二遊間を破られた。この回2死一、三塁としたところでパットンにマウンドを託したが、ベンチに退く浜口には大歓声が送られた。7回2/3を投げ、打者28人に被安打2の無失点、7奪三振、2四球、1死球だった。

 打線はソフトバンクの和田に封じ込められていたが、五回に宮崎がソロ本塁打を放ち先制。倉本の犠飛も出て2点を先行した。七回には浜口をリードで支える高城にソロ弾が出て1点を追加。八回にも宮崎が適時打を放つなどリードを広げ、浜口の好投に報いた。

 八回は浜口の後を受けたパットンが抑え、九回は守護神・山崎康が締めくくった。浜口は「すごく緊張したんですけど、自分の持っている力を全力でぶつけにいこうと投げました」と心境を語り、ノーヒット投球が途絶えた瞬間も「切り替えました」と振り返った。好投の要因は「(捕手の)高城さんのおかげだと思います」と先輩を立てていた。

 敗れれば2005年、ロッテに4連敗を喫した阪神以来、12年ぶり6回目の4試合での敗退という屈辱を味わうところだった。3連敗から4連勝は過去3回しかない。シーズン3位、そして日本シリーズの大逆転へ。“究極の下克上”への足がかりとなる1勝となった。

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