DeNAラミレス監督 投手交代を自画自賛「完璧なタイミングだった」
「日本シリーズ・第4戦、DeNA6-0ソフトバンク」(1日、横浜スタジアム)
DeNAが先発・浜口の好投で今シリーズ初勝利を挙げた。
ラミレス監督は、八回1死まで無安打無失点投球を披露した勝利の立役者、浜口について「よく投げてくれた。本当に素晴らしいの一言に尽きる。ルーキーの選手がこのような舞台でこんな素晴らしいピッチングをしたというのは、私自身は選手のころから見たことはないが、驚いてはいない。彼はCSでもいいピッチングをしてくれた。ハートも強いし、スタミナも素晴らしい。見たことはないが、驚いてはいない」と褒め言葉を並べた。
負ければ終わりという一戦。3点リードで終盤を迎え、ラミレス監督は投手交代に頭を悩ませた。「あのような展開で代え時は難しかったが、右の主軸が並んでいるところ、3回り目、4回り目ぐらいからリリーバーを使いたいという気持ちは持っていた。100球を超えたぐらいで代え時を探った」と無失点投手の交代機を説明した。
浜口が八回1死から鶴岡に初安打となる右中間二塁打を打たれ、2死二塁から柳田に一塁内野安打を許し一、三塁になったところでパットンにつないだ。「完璧なタイミングだった。あの回は(ソフトバンクに)初ヒットが出て、柳田が内野安打。流れがソフトバンクに移りかけていたところ。その勢いを完全にシャットアウトできた」と自画自賛の投手リレーで勝利をたぐり寄せた。
打線も今シリーズで初めて先制点を奪い快勝。「先に点が取れたのは非常に大きかった。これで日本シリーズの勝利を味わうことができた。あしたもこの勝利を味わいたい」。19年ぶりの白星をきっかけに反攻に出る。