落合氏、日本シリーズ消えた完全試合の真実を激白
元中日監督の落合博満氏が1日深夜に放送されたMBS「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・58)に生出演。監督時代の2007年、日本ハムとの日本シリーズ第5戦で中日・山井が八回までパーフェクト投球をしながら九回に守護神・岩瀬を登板させた真相を語った。
タレントの武井壮がMCを務める同番組は生放送され、1日の日本シリーズ第4戦・DeNA-ソフトバンク戦で八回1死までノーヒットノーランを続けたDeNA・浜口の好投も伝えられ、その後に2007年の交代について真相を話した。
落合氏によると「四回くらいからマメがつぶれていた。みんな見て見ぬふりをしていたが、今の監督の森コーチが聞くとベンチに座って“代わります”といっちゃった。本人が言ったから迷いもなんにもない」と真相を激白。九回から岩瀬をマウンドに送った。「まわりから一生に一度のこと。これから出ないだろうとか言われたけど、中を知らないからこういうことを言う」と10年前の真実を明かした。
DeNA・浜口が初安打された場面で中堅・桑原が中途半端に打球を追った場面に「ノーヒットで来てたんでしょ。なんで飛び込まなかったのかな。0-0とか1-0だったら言わないけど、飛び込んでほしかった。あのケース、山井と一緒にしないでね」とも話した。
落合氏はロッテ、中日、巨人、日本ハムで選手として史上唯一の三冠王を3度獲得。04年から11年まで中日の監督を務め、8年で優勝4度、日本シリーズには7度出場している。