巨人・由伸監督、自ら打撃投手98球 ビシビシしごく「強くならないと」
「巨人秋季キャンプ」(2日、宮崎)
巨人の秋季キャンプが2日、開始2日目を迎え、早くも地獄の様相を呈してきた。午後の打撃練習中に重信、辻、吉川尚が立て続けに体をつるアクシデント。特に重信は左太もも裏や背中など5カ所を同時につる事態に見舞われ「去年より今年の方がキツいですね」と汗をぬぐった。
打ち続ける時間が増え、体が悲鳴を上げる形となった。ただ、3選手ともに練習を続行。完走するど根性ぶりを見せ、一度はベンチ裏に下がった重信は「やるしかないですから」ときっぱり。高橋監督も「きついとは思うけど、ちょっとずつ強くならないといけないから」と厳しさを前面に出した。
その指揮官は居残り特打で、小林を相手に初の打撃投手を務めた。98球の熱投で汗を流し、ナインを鼓舞し「やっぱり1年間出るヤツというのは体力があるし、体も強い」と話した。体の芯から鍛え抜く19日間のキャンプ。序盤からヒートアップしてきた。