巨人・由伸監督 育成の星、準硬式出身・坂本工に熱視線
巨人・高橋由伸監督(42)が宮崎秋季キャンプ3日目となった3日、昨年の育成4位の坂本工宜投手(23)に熱視線を送った。ブルペンに足を運び、打席近くなどで準硬式出身の異色右腕の投球をチェックし「力がある。引き続き何回か見たい」と満足げにうなずいた。
今季は3軍で31試合に登板し、防御率2・92。将来性を買われ、今キャンプのメンバーに抜てきされた。「あとは対バッターを見られれば」と指揮官。今キャンプ中に予定される対外試合での内容いかんでは、支配下登録も現実味を帯びてくる。
関学大の準硬式野球部からの入団。硬式球で練習を開始してまだ1年強の坂本工は「硬式の方が球が伸びる感覚がある」と手応えをにじませた。「今まで見たことがなかった」という指揮官が、第一印象で好感を抱いた。