DeNA 阪神・大和&西武・野上を獲得調査 20年ぶりVへ補強
DeNAがFA権を取得している阪神・大和内野手(29)と西武・野上亮磨投手(30)の獲得調査に乗り出すことが4日、明らかになった。リーグ3位から進出した日本シリーズは2勝4敗で敗退。球団は98年以来、20年ぶりの優勝を成し遂げるための課題を明確にし、補強方針を打ち出す。
ラミレス監督の来季続投が発表された10月1日、南場智子オーナーは補強について「さらに強くなるために必要なことをしっかりと吟味してやっていきたい」と明言。今後はFA選手の調査を含めて、幅広く補強の可能性を探る。
その中でも大和は補強ポイントに合致する。今季は正二塁手を固定できなかった。大和は内外野のどこでも守れる上、堅守を誇る。DeNAの日本人野手では1人しかいない両打ちに挑戦した今季、打率・280を残した打力も魅力的だ。
先発陣の強化も目指し、野上もリストアップ。ドラフト1位で即戦力左腕の東克樹投手(21)=立命大=の一本釣りに成功し、今永、浜口、石田とサウスポーカルテットを形成するが、右の先発投手も補強ポイント。今季、自己最多タイの11勝をマークした右腕に白羽の矢を立てる可能が高い。
また、リリーフとして通算125試合に登板し、今オフに中日を戦力外となった武藤祐太投手(28)の獲得調査も進めており、DeNAが積極的な補強を敢行し、悲願のリーグVを目指す。