阪神・石崎 呉昇桓級! 侍J建山コーチ絶賛「石直球や」

 「侍ジャパン合宿」(9日、清武SOKKENスタジアム)

 侍ジャパンに選出された阪神・石崎が合宿初日からブルペンで猛アピールした。元猛虎戦士・建山投手コーチは「石直球やな!」と、現カージナルスで阪神でも活躍した呉昇桓を引き合いに出して絶賛。「もちろん」と、中継ぎの切り札として国際舞台でも十分通用すると太鼓判を押した。

 中日・又吉と並び立った投球練習で、最速155キロの直球がうなりを上げた。捕手を務めたオリックス・若月の後方、ネット越しに建山コーチが何度もうなずく。「全然、心配してない」。脳裏に浮かぶのは14、15年とセーブ王に輝いた元阪神の呉昇桓だった。

 レンジャーズで53試合に登板経験のある建山コーチも、14年は阪神に在籍。かわいい後輩でもある石崎には「右(打者)でも、左でもいけると思っています。中盤の競った場面、イニングをまたいで投げてもらうこともある」とフル回転の活躍を期待する。右腕も「思い切ってやりたい」と気合を入れた。

 個別練習では建山コーチ、又吉と3人で“フォーク談議”に花が咲いた。「イケイケで投げていきたいですね!」と石崎。今後は、13日の練習試合・西武戦にリリーフ登板する見通し。まずは南国・宮崎のマウンドで、実力を証明する。

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