侍4番 西武・山川「逃げない」 “稲葉バット”で打線引っ張る
「侍ジャパン合宿」(9日、清武SOKKENスタジアム)
侍ジャパンの4番に座る西武・山川が、主砲としての覚悟を示した。合宿初日のフリー打撃では45スイング中、15本の柵越えを披露。“稲葉バット”を手に、打線を引っ張る。
キャッチボール時、あらためて指揮官から「4番でいく」と告げられた。今季は自己最多78試合に出場して打率・298、23本塁打。手応えを胸に、重圧も力に変えてみせる。
「プレッシャーを感じ、責任も背負うと思いますけど、逃げないようにしたいです」
商売道具は母校・富士大2年時から“稲葉モデル”。当時の青木監督(現法大監督)の大学時代の同級生が稲葉監督で、譲り受けたという。長さ、重心、グリップの細さを改良したのが現状の形。指揮官の思いも白球に乗せ、アーチをかける。