日本ハム・栗山監督、大谷には「一生文句を言ってやる」【一問一答】
日本ハムの栗山英樹監督(56)、竹田憲宗代表取締役社長が10日、都内のホテルで会見し、大谷翔平投手(23)からこの日、メジャー移籍の申し入れを受け、容認したことを発表した。
栗山英樹監督の会見での一問一答は以下の通り。
「さきほど、翔平とは面談してきましたけど、本人の思いを球団全員で受けとめたということです。5年前に、いろいろなことがある中、大谷翔平の夢を果たすためにということで、全員で前に進む中で、一番は本人が一番頑張って、結果を残して、そういうことに対して、私含めて全員、感謝しています。そういう中で、とにかく世界一の選手になると僕は信じているので、その思いを受け止めて、これから我々もそうだし、翔平自体ももっともっと前に進んでいかなければいけないという、そういうけじめの日だと思っているので。これからも、大谷翔平をよろしくお願い致します」
-大谷選手と会談。そのときの表情、雰囲気は。
「社長を含めて、代表、GMがいる中で話をしましたけど、普段、僕が翔平と接することが多かったですけども、我々が本当に彼のためにしてあげられたのかなという中で、本人がすごく皆さんに感謝しているという気持ちが伝わる話だったのでそこは、ホッとしたというかうれしかったし、そういう選手だったということが良かったなと思います」
-思い返せばドラフトから始まり、否定的な二刀流への挑戦ですが、信念を持ってやり続けてきた。この5年を振り返って。
「一言でいえば、僕だけでなく球団全員のみんなが彼の力を信じていたという、一切ブレることはなかったし、絶対できると思っていたし、一番大変だったのは本人ですので。ただ、信じて5年間過ごしてきました」
-ピッチャーで2桁勝利、バッターで2桁本塁打、ベーブルース以来の偉業達成だった。メジャーの舞台で期待するところは。
「本人もいろんな話をしてきましたけど、自分がどこにいくのか、本人が一番楽しみにしているし、こちらもそうなんで、どこに行ってくれるんだ、というのがすごくある。どんな選手になるか、我々は楽しみにしている」
-アメリカでは、オフの動向を注目する選手で大谷も上位にいる。
「良かったですね。ただ、僕自身、そういう選手であると思ってきたので」
-ファンに向けて。
「ありきたりですけど、これからの成長を、我々としてはまだまだ伸びしろがものすごくある状態で世界一に向かっていくという思いがあったので、その過程を楽しんでもらいたいと思いますけど。こういう会見なので少しだけ褒めましたが、こっちは文句しか言い続けないし。本人に言っているのは、もう、一生文句を言ってやると言ってあるのでね。そういう中で、日本のファンには感謝していると思うので、ファンに喜ぶ姿を見せていってほしいと思います」