元阪神・井川、引退示唆…兵庫BS退団で「プロから声が掛からなければ休養」
独立リーグ「ベースボール・ファースト・リーグ」(BFL)兵庫ブルーサンダーズの井川慶投手(38)が、今季限りで退団することが11日、分かった。同日、三田市内で開かれた球団のシーズン報告会で「プロ(NPB)から声が掛からなければ休養する」と、現役引退を示唆した。
井川は阪神時代の2003年に沢村賞を獲得するなど、エースとして活躍。07年から米大リーグのヤンキースなどでプレーし、15年にオリックスから戦力外通告を受けた。
今季はBFL兵庫と契約し、11勝0敗、防御率1・10の好成績をマーク。10月には阪神2軍との練習試合に登板し、3回1失点で視察したNPBのスカウト陣にアピールした。だが、現時点では望むようなオファーは届いていないようだ。
井川はNPB復帰を希望しているが「難しいのが現実」とし、「自分として精いっぱいできたし、一つの区切り。ここ(BFL兵庫)で野球をやらせてもらえて感謝している」と話した。